お客様の為に 僕の為に
こんにちは、石岡です。
今回は僕が日頃の工事で心掛けている事を書きたいと思います。
ウチの会社はパーティション工事の他、タイルカーペットや塗装工事、クロス張替などの
様々な工事を、このホームページを通して出会ったお客様から仕事を頂いてます。
お陰様で依頼は年々増加していますが、
その一方でパーティション工事に限っては、メーカーからの施工下請も変わらずに引き受けています。
するとたまに、
『ウチのライバル企業がメーカーに依頼した案件の施工下請』
『ウチが失注した案件の施工下請』
の依頼が、しばしば舞い込みます。
そのような案件の時は、
「よーし、今日は手抜きしてやろう」
…なんて事はもちろん致しません(笑)
恐らくはウチよりも高額な見積が通ったのでしょうから(もちろん、絶対ではありませんが)、
その辺りには大人の事情があるのでしょう。
オフィス開設時のワンストップ対応で、ウチがそこまで強くないジャンル(什器やOA機器など)
の方で価格を他社様にまとめられたり、
お客様の付き合いで、そもそも依頼先が決まっていたなどでしょうか。
当たり前の話ですが、どの様な流れで工事に参加しても手抜きはしません。
ここで少々、思い出話を。
僕は修行中の時から、僕の仕事、やるべき事は
『パーティションを組み立てること』
ではなく、
『パーティション組立作業を通して、このビジネスをまとめること』
と考えてきました。
それは何故かというと、
例え師匠やメーカー、お客様の指示通りにパーテーションを組み立てたとしても、
問題が発生したら私の責任になって理不尽に怒られてきたからです(笑)
つまりですね、誰かの言うことを聞きながら作業するだけでは、
自分の身を守る事が出来なかったのです。
修行中の僕にとって一番大事なことは、
師匠からも、メーカーからも、お客様からも、
『誰からも怒られない様にする為にはどうしたら良いか?』
だったのです。
その為には、誰の言いなりにもなりませんし、なれません。
自分の頭だけで、どうすれば良いかを考えなければなりません。
どうすれば、今も将来も問題が発生しないのか?
それを突き詰めてきました。
結果的に、それが冒頭の話に繋がり、今も生きていると思います。
今日の案件、今目の前にいるお客様の為に。
何も問題無く、お客様にニコニコと笑顔で
「ありがとうございました。」
と頭を下げる日々を積み重ねれば、
また同じルートでウチのみならず、メーカーやライバル企業が受注出来るでしょう。
次回からは指名するからと言って頂けることもあります。
そうなれば、少なくとも私がそのビジネスの循環から外される事もないですよね。
こうして書くと、何を当たり前の事をと思われるかも知れません。
でも、
その当たり前の事が、
僕が怒られない為に積み重ねてきたことが実は一番難しくて、
僕の、
ウチの会社の一番の強みだと思うのです。
毎日を、お客様目線で過ごすことが。