お客様目線と品質自慢
こんにちは、石岡です。
『良いものを作れば売れる』
僕の業界に限らず、よく見かける台詞ですね。
日本人は、この台詞が大好きみたいです。
でも、それって本当でしょうか?
3つの商品があるとします。
A 素晴らしい品質で高価格
B 程々の品質でそれなりの価格
C 低品質だが低価格
まあ、よくある例えですね(笑)
ウチの会社のサービスがどれに該当するのかは、
皆様のご想像と評価に任せることにしますが、
上記の3つの内で、常に1つの答えしか選ばない人って、
あまりいないと思うのです。
買い物の内容や自分の状況、気分次第で、答えは常に変わりますよね?
僕の普段の晩酌は金麦ですが、
年越しはプレミアムモルツでしたし(笑)
また、Cが間違いとも言えません。
みなさん、100均を利用しますよね?
スーパーで、食材に半額のシールが貼られるのを、待ったりしませんか?
つまり、お客様にサービスを提供するにあたり、
これさえ守れば間違いないなどという、
わかりやすい絶対的な正解など無いと思うのです。
お客様が変われば、正解も変わります。
お客様が同じでも、商品や状況が変われば、正解もやはり変わります。
これは、商品そのものの品質だけの話ではなく、
施工の仕上がりでも同じ話でしょう。
施工の品質というものは、予算や工期の影響を受けがちです。
また、メーカーや商品によって、梱包の質も変わります。
全てのお客様が、夜8時までじっくりと工事することを許してくれる訳ではありません。
全てのお客様が、小さな傷一つない、しっかりした梱包に10万円以上の価値を感じる訳でも無いでしょう。
…こんな風に書くと、僕のサービスが低品質だと思われるかもしれませんね
(笑)
自分で言うのもなんですが、
僕のパーティション施工は、仕上がりがキレイな方だと思います。
日本一、東北一とは言いません。
でも、この台詞を同業者に見られても、全く構わない程度の自信はあります。
僕が言いたいのは、お客様目線を無視した品質やサービスに、どれほどの意味があるのだろうか?
…という事です。
みんなそれぞれ、正解は違います。
正解があるとすれば、一つだけ。
お客様が喜んでくれて、またよろしくと言ってもらう事。
それ以外、あり得ないのではないでしょうか?
追記
昨年、あるお客様が、お問合せの際に話されました。
「結局は、低価格で良い仕事をしてくれる会社にお願いしたいのです。」
この冬の前、無事に工事が完了したあと、
言っていただけました。
「キレイな仕事をしてくれてありがとう。また何かあったらよろしく。」