価格と信頼性と競争力
こんにちは、石岡です。
今回は、最近の僕の悩みを正直に書きたいと思います。
年度末に向けて、年明け以降様々なお問い合わせをいただいています。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
お問合せの中身も様々です。
パーテーションはもちろん、
OAフロアやタイルカーペット、
長尺シートやPタイル、
ブラインドや事務機、
塗装工事やクロス貼替、
電気工事やLAN配線、
エアコン設置etc…
とりあえず全て対応出来ていますが、
僕は一体、何屋さんなのだろう…
誰か教えてください(笑)
お客様から様々な意見を聞かせて頂いたおかげで、
1年前よりも、様々な工事の相場感覚をつかめてきています。
他社様と同等もしくは少し高い工事は、
もっと安く提供出来るようにこれからも頑張ります。
おかしな話ですが、最も相場を掴みづらいのが、
ウチが最も得意なパーテーションです。
上記の中で最もマイナーな分野だけあって、
未だに相場が安定していないように感じます。
極端に言えば、
ウチが50万の見積の場合、
他社様が70~80万の時もあれば、
100万越えの場合もあります。
(実は、もっと酷いケースもありました…)
ウチが安い一番大きな理由は、パーティションなら基本的に自社施工
(というか、僕が組むから自分施工ですね笑)
だからです。
メーカーから直接仕入というのも大きいでしょう。
商品によっては、直接仕入が普通はNGなものもありますし。
(なぜウチは直接仕入が可能かは、この場ではヒミツです。)
さて、以前もどこかで書きましたが、
他社様より安すぎるせいで、品質を疑われることがあります。
というか、日常茶飯事です。
そりゃあそうですよね。
そんなに価格が開いたら。
そんなクソ真面目に安い見積を出したせいで、
余計な疑いをかけられるぐらいなら、
いっそのこと値上げしてしまおうか…
正直、最近そう思った事もあります。
でも、やっぱりやめました。
善人ぶってる訳ではありません。
理由の一つは、上記で述べたように、
相場が安定していないからです。
相見積り先が常に100万前後ならば、
ウチも70万程度まで値上げしても良いでしょう。
でも、相手も70万だったら、ウチの強みが無くなります。
見積提出後の積極的な営業を、あえて控えているウチは、
恐らく惨敗するでしょう。
皮肉にも、いわゆる迷惑な営業電話はしない、としているせいで。
もう一つの理由は、お客様に継続してお付き合い頂きたいからです。
僕もこの業界に長年います。
ある日突然、お客様から長年の付き合いを切られた人を沢山見てきました。
相見積り先が常に同じとは限りません。
また、お客様から信頼を勝ち取って、
相見積りを取られずに済む関係になれた事に慢心し、
何かのキッカケでボッタくりがバレたケースも珍しくありません。
事実、昨年から様々な内装工事を僕に依頼してくれるお客様には、それ以前に長年付き合っていた業者がいました。
僕の施工やサービスに満足していただければ、他のお客様に紹介もしてくださります。
だから、
僕は、月に4~5件程度の案件をこなせばオッケーみたいな商売をしたくないのです。
今よりも、もっともっと働いて、
もっともっと数多くのお客様と出会いたいのです。
目先の20万に飛びつかずに。
それが結果的に、最も会社が安定して育つ道だと信じて。