内装工事も接客業
皆様、明けましておめでとうございます。
石岡です。
本年もよろしくお願いいたします。
久しぶりに僕のブログになります。
新年の挨拶を簡単にした分、ブログの内容で頑張りますね(笑)
昨年の出来事、
ある立派なビルでのテナント工事の話です。
誰でも知ってる大企業の元請から、
その内装工事一式を下請していた取引先から僕に、
緊急助けてコールが入りました。
(ちなみにウチ、その工事に参加していませんし全く関係ありません)
話を聞くと、元請に提出した見積書の工事内容通りに準備した所、
工事当日に元請から、
それだとデザイナーの意匠通りではない
と急に言われて困っているとの事。
色々と現地で元請や取引先に思い付く限りの代替案を示しましたが、
結局は当日対処出来る案で元請が納得できるものはなく、
後日の出直し工事となりました。
さて、ここからが本題です。
この話、元請とウチの取引先(下請)のどちらが悪いでしょうか?
客観的には元請ですね。
責任も元請の方が重いです。
見積書に記載された内容を見落としていたのですから。
しかし、僕は取引先も責任が重いと感じました。
何故かというと、実は
元請は超有名企業といっても、
内装工事や建設業とは無関係の会社だったからです。
勿論、元請担当者も内装工事の知識は素人レベル。
(と、私は感じました)
私の取引先は内装工事歴30年以上ですが、
彼も元請は素人だと認識していたらしいです。
僕は思いました。
「素人相手にプロの『当たり前』を押し付けても話は進まないよね」
と。
「自分自身に罠を仕掛けてる」
とも。
デザイナーの意匠の解釈と施工方法に矛盾や問題があることに、
取引先の彼は気づいていたと言います。
だったら、
見積書に自分の解釈による施工方法を注記して終わるのではなく、
元請担当者にメールや電話でそれを指摘すれば良かったのにと思いませんか?
僕は思います。
パーテーション工事のみならず、
タイルカーペットも壁紙クロス貼替もペンキ塗装も、
どんな内装工事でも、ある種の接客業だと。
AIによると(笑)、
接客業とは、お店や施設で顧客と直接対話や対応を行い、商品やサービスを提供する仕事です。販売業やサービス業の一部に含まれ、飲食店のホールスタッフやアパレルショップの販売員、ホテルのフロント、美容師、エステティシャンなどが該当します。
接客業では、顧客に心地よく過ごしてもらうことが大切です。そのため、コミュニケーション能力や相手に応じた柔軟な対応が求められます。また、商品やサービスを理解し、魅力的に顧客に伝える力も必要です。
との事。
やはり、内装工事も接客業も同じだなあと思うのです。
僕にとっては。