知り合い>インターネット?
こんにちは、石岡です。
先日、弊社ホームページを見てからお問い合わせ頂いた、
石巻市の会社様にスチールパーティションを納めました。
今回は、その時の話を書きますね。
その会社の社長さんが、事務所新築中に急遽、応接室をパーティションで作りたくなったとのこと。
まずは電話でお話を伺い、後日、新築中の事務所に現調へ。
僕と社長さん、新築工事を請け負っている建築屋さんと3人で打合せ。
僕は施主様である社長さんと直接の契約でしたから、建築屋さんにとって僕はあまり面白い存在ではなかったのだと思うのですが、
その建築屋さんはとても良い方で、
「社長さんから設置箇所を聞いて、その場所に下地を入れておいたから大丈夫だよ!」
…と、教えてくださいました。
おかげさまで現調もスムーズに終わり、いざ工事当日。
僕とバイトの2人で材料の搬入を済ませた頃に、建築屋さんが現場に到着。
どうやら、僕たちの間仕切工事に興味津々な様子です。
「おたく、随分と安いよね?今日は何人でやるんだい?」
「はい、バイトを1人連れてきました。」
「ん?1人?…え、1人でやるの?」
「え?…はい、バイト1人と一緒にやりますよ?」
どうやら、建築屋さんは僕が職人だと思っていなかったようです。
そりゃあそうか。
ホームページでパーティション業者を探していたのは、お客様の社長さんだし。
普通のパーティション業者なら、職人は現調に行きませんよね(笑)
僕が腰道具を締めると、ようやく僕の正体に気づいたようです。
「…あーあー、あんた自分で組むんだ?」
「はい、そうです。職人が自分で仕入れて、自分で組むから安いんです。」
「あー、そうか、なるほどねー。よその値段の半額だもんねー。いつも自分で組み立てるの?」
「そりゃあ、職人ですから(笑)」
「あー、そう、ふーん。材料もちゃんとしてるねぇ。」
「ええ。…材料も職人もちゃんとしてます(笑)」
「あーそう。…いやね?社長さんがインターネットで業者を見つけてきたっていうから、どんな会社だろうと思ってさあ。……名刺もらえる?」
「もちろんです。よろしくお願いします。」
最近、お陰様でホームページからのお問い合わせが増えています。
この場を借りて、お礼申し上げます。
エリアでは、やはり仙台市内が最も多いです。
最近は石巻以外にも白石市や大崎市周辺のお客様からもお問合せいただきました。
僕の実感では、ブログを何本かアップしてから、お問合せが増えたように思います。
リニューアル前はもちろん、直後の頃は今の5分の1の数でした。
なぜでしょうか?
それってやっぱり、上記の建築屋さんの台詞、
『インターネットで見つけてきた業者』
の部分の話だと思うのです。
まだまだ一般的に、信用があるのは、
知り合い>インターネット。
僕自身、それが健全だと思います。
ですから、個人相手の住宅関連ではなく、
法人向けメインの建築業界では、
このご時世でもネット集客ではなく、
営業個人のマンパワーや人付き合いに大きく依存しているのでしょう。
でも、僕は思います。
みんな誰でも、
「初めまして」
からのスタートです。
知人の紹介でも、学校の先輩後輩でも、
長年付き合っている取引先の人事異動でも、
インターネットで見つけてきた、謎の職人社長でも、
はじまりは、「初めまして」です。
いくらキレイなホームページでも、
いくら低価格を謳っていても、
いくら偉い人の紹介でも、
いくら立派な看板の会社でも、
結局、打合せも工事もお金のやり取りも、
『人』と『人』との関わりあいです。
『人』を信じて、お願いするのです。
ホームページは、あなたに僕を知ってもらうキッカケでしかありません。
知り合いの紹介という、別のキッカケの代わりでしかありません。
知り合い=インターネットとは言いません。
知り合い≧インターネットぐらいじゃないでしょうか?
僕の書く、しようもないブログが、お問合せいただくキッカケになれれば幸いです。
追記
建築屋さんの台詞、
『他の業者の半額』
ですが、さすがにその内容の詳細はここでは書けません。
他の業者の批判になりかねませんから。
どうしても気になる方は、現地調査の機会にお答えします(笑)